フローラルガーデンよさみ
フローラルガーデン
フローラルガーデンのメインストリート?です。一番奥に見えるのが後著する依佐美の鉄塔跡です。
こんな池もあります。明治用水の水を利用しているとこのこと。もともとは矢作川から取水しているということは結構な距離を経てきているんですね!
こんな感じの遊具もあるので、家族連れが遊びに来ていたりします。
周囲にはジョギングコース
外周を取り囲むような形で、1周約600mのジョギングコースが設けられています。
走ったり、散歩したりしている人がたくさんいます。
依佐美送信所鉄塔
フローラルガーデンはもともと依佐美送信所の跡地に作られています。依佐美送信所とは昭和4年に建設された、当時としては世界最大級の無線送信施設です。長波によるヨーロッパへの送信を日本で初めて行った施設で、その後、短波通信設備も強化され日本の国際通信施設として重要な役割を果たしました。
第2次世界大戦後、在日米国海軍に接収され、平成6年に日本に返還されたのち、その役割を終えた送信所は平成18年に解体され、今の記念館に至ります。
当時の鉄塔の一部(25m分)が記念館前に設置されています。
運用されていたころは、8本鉄塔が立っており、それぞれにアンテナ線が張り巡らされていたようです。実際どのように運用されていたかは写真左にある依佐美送信所記念館の中で知ることができます。
依佐美送信所記念館
当時の送信所のジオラマです。名古屋から送られてきたモールス信号を、この施設で電波に乗せて送っていたとのことです。施設内では、通信室と商用交流電源から直流モータを回し、通信電波用に変電する設備があります。
5.814kHzを3逓倍し、17.442kHzにしてアンテナに送り出していたそうです。
8本の鉄塔で構成されるアンテナ
かなり広範囲を使って、アンテナを構成していたのがわかります。高さ250mの鉄塔4基×2列で、長さは1.8kmにもなったそうです。今から20年前まではこのように田んぼの中をアンテナ線が張り巡らされていました。
米海軍に接収されていた時のコーションプレートになります。こんな施設が三河にあったとはあまり実感がわかないです。
通信に用いられた電気設備
記念館内には実際に運用されていた電気設備が展示されています。時間帯によってはガイドの方がいらっしゃり、展示物について説明をしていただけます。
水抵抗器なるものがありました。初耳です。水を用いる抵抗器があるんですね・・・。強電の世界ではわりと普通なのでしょうか・・・
高周波化した信号を最後に17.442kHzのみ取り出す為の、LCフィルタらしいです。コンデンサも大きいながら、コイルが半端なく大きかったです。ガイドの方が絶縁のために木枠で固定されていると話されていましたが、これだけの高出力しても燃えないものなのかな~と疑問に思いつつ眺めていました。
アクセス方法
駐車場
公園駐車場が無料で使えます。
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「フローラルガーデンよさみ」
0566-29-4330
愛知県刈谷市高須町石山2番地1